神池寺への登山及び歴史探訪を12月1日(土)に行いました。
今回の参加者は42名。内女性は15名。三春峠から尾根伝いに歩き、万歩計では神池寺まで約1万歩、その後の神池寺から下三井庄まで4500歩を走破しました。前日の下見を兼ねた男性ばかりの5名では2時間20分かかったが、当日は2時間ほどで予想より早く到着することができました。
神池寺という名前は、この伝説の舞台となった「澄まずの池」に由来する。この池が、山頂近くにありながら、どんな大雨でも日照りでも枯れることがない、という不思議な池であることから、「神の池の寺」と付けられたという。
紅葉の美しい晩秋の日、ご住職の荒樋榮晋師にお寺に伝わる伝説の概要を教えていただいた。「澄まずの池」は、境内の伽藍(がらん)からはやや離れたところにある。池の背後には昭和10(1935)年ごろに建てられた明治神宮の遥拝所(ようはいじょ)がある。池の水は当日は時間や季節のためか、ややどす黒く感じられた。深さはかなりあるようで、50年ほど前に底をさらったことがあったが、すり鉢状に泥がたまっていて、棒を刺しても底には届かなかったという。
「澄まずの池」伝説を紹介した文献の多くは、鐘突きに来た小僧さんをねらって、澄まずの池から大蛇が登場したとする。しかしご住職の話では、大蛇は鐘楼の背後にある山から出てきたという。たしかに実際の伽藍配置から見ると、こちらの方がよく合う。また、伝説の結末もお寺では、僧侶の法力によって大蛇が竜になって昇天した、としている。
当日、参加された方々のFBからコメントを引用します。
「のこぎり山開発隊 三春峠から神池寺トレッキングでした。総勢42人の参加で、39人が歩きました。女性の方も多く山もカラフルになり、楽しく歩く事ができました。私が小学生の頃、神池寺はとても賑やかで8月26日はお祭りがあり、芝居や山伏の火渡り、盆踊りがあり楽しみにしていたのを思い出します。”肩きり地蔵さん”、”大蛇と澄まずの池”の話もあり、話題も盛りだくさんです。当時の住職さんは大路中学校の先生で、毎日歩いて通っておられました。神池寺は50の御堂があり、200程の宿坊があったとも言われています。明智光秀が丹波責めの時に焼き払ったと言われ大河ドラマでも出てくるかも です。夏椿や紅葉もありいつでも楽しめる所です。」
「今日から天台宗全国一斉托鉢でご多忙の中、荒樋ご住職のお話も拝聴させていただきました。こどもらが小学校の頃紙芝居クラブで語っていた「澄まずの池」懐かしいげなげなばなしを思い出しました(^^)
帰りは、下三井庄へと下り、ちょうどよい運動になりました。
皆さん、ご健脚、素晴らしい!!
「歩き易い道でしたので何とか皆さんに付いて歩く事が出来ました。
神池寺でのお坊さんのお話は砕けたお話しをしてくださったので、疲れた身体が睡魔に襲われる事も無く。いただいたおにぎりは美味しいいこと(╹◡╹)
楽しい時間でした。」
とにかく、全員楽しく山登りを楽しめたことが一番でした。